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日本の日焼け止めガイド — アネッサ・ビオレUV・ALLIE…薬剤師が選び方を徹底解説

日本で買える日焼け止めをSPF/PA・成分タイプ・ウォータープルーフ・敏感肌向け/子ども向けに整理。アネッサ・ビオレUV・ALLIE・スキンアクア・ニベアUV・キュレル等の代表ブランドを薬剤師が解説。

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さくら(日本の薬剤師)
公開日 2026-06-03

日本の日焼け止めガイド — アネッサ・ビオレUV・ALLIE…薬剤師が選び方を徹底解説

「日本の日焼け止めって、なんでこんなに種類があるの?」

「アネッサとビオレUV、どっちがいいの?」

「子どもにも大人と同じものを使っていい?」

夏の薬局カウンターで、外国人のお客様から特に多い質問です。

日本の日焼け止めは 海外でも「軽い・白浮きしない・安い」と評判 で、訪日の際にまとめ買いされる方も多くいらっしゃいます。 ただ、ドラッグストアには100種類以上が並び、選び方を間違えると「思ったほど焼けないようにならない」「敏感肌に刺激が強すぎた」というケースも珍しくありません。

この記事では 薬剤師の視点で、SPF/PAの正しい読み方、化学/物理の違い、シーン別の選び方、そして日焼け後のケアまでをまとめて解説します。

大事な前提:日本の日焼け止めの大半は 「化粧品」または「医薬部外品(薬用)」 であり、OTC(一般用)医薬品ではありません。 そのため、購入時に薬剤師・登録販売者の対面情報提供は必須ではなく、美容部員や一般店員に相談する形になります(後述)。 一方、日焼け後ケアの一部(ヒルマイルド等)はOTC医薬品 に分類され、第2類医薬品としての販売ルールが適用されます。

商品情報の時点について:本記事の商品ラインナップ・SPF/PA表記は 2026年6月時点 のものです。 日本の日焼け止めは 販売終了・リニューアル・新製品投入が毎シーズン非常に頻繁 に行われます。 購入前に メーカー公式サイトまたは店頭 で最新の取り扱い・仕様をご確認ください。

また、本記事に記載するSPF/PA値、剤形、効能効果は2026年6月時点での公開情報に基づきます。製品リニューアルで内容が変わることがあるため、購入時は必ずパッケージ・添付文書で最新情報を確認してください。

早見表:シーン × 推奨タイプ × 代表ブランド × SPF/PA目安

シーン 推奨タイプ 代表的なブランド・製品 SPF/PAの目安
通勤・買い物・短時間の外出 軽い使用感の化学系 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス、スキンアクア トーンアップUVエッセンス、ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト SPF30〜50+ / PA+++
屋外レジャー・長時間散策 高SPF・耐久性 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク a、ALLIE クロノビューティ ジェルUV EX SPF50+ / PA++++
海・プール・スポーツ ウォータープルーフ アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク a、サンキラー パーフェクトストロングZ SPF50+ / PA++++
子ども(顔・体) ノンケミカル中心 アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク a、ママ&キッズ UVライトベール、ビオレUV キッズピュアミルク SPF50〜50+ / PA+++〜++++
敏感肌・アトピー傾向 低刺激処方 キュレル UVローション、2e(ドゥーエ)日焼け止めクリーム、ノブ UVシールドEX SPF30〜50+ / PA++〜++++

SPF/PAの数値だけで「強さ」を比較するのは不十分です。使用感・耐水性・落としやすさ・成分タイプ を含めて選ぶのが、薬剤師としておすすめする考え方です。

1. SPFとPAの読み方 — 数字と「+」の本当の意味

SPF — UVB(赤み・日焼け)への防御

SPF(Sun Protection Factor)は UVB という、肌を赤くしたり水ぶくれを作ったりする紫外線への防御力を示します。

ざっくり言うと、「何も塗らなかったときに比べて、赤くなり始めるまでの時間を何倍に伸ばせるか」の目安です。

  • SPF10 → 約10倍
  • SPF30 → 約30倍
  • SPF50 / SPF50+ → 約50倍以上(日本の上限表示は「SPF50+」)

日本では数値の上限は 50+ までで、それより大きい数字(米国でよく見る「SPF70」「SPF100」など)は表示できません。

PA — UVA(光老化・シワ)への防御

PA(Protection Grade of UVA)は UVA という、肌の奥まで届いてシミ・シワ・たるみを進める紫外線への防御力です。

  • PA+ → 効果あり
  • PA++ → かなり効果あり
  • PA+++ → 非常に効果あり
  • PA++++ → 極めて高い効果

この 「+」 4段階表記 は、日本化粧品工業会(旧 日本化粧品工業連合会)が定める自主基準に基づいています。

海外読者の注意:米国に「PA」表記はない

  • 米国(FDA基準):SPF表示があり、UVA防御は「Broad Spectrum(広域スペクトラム)」と表現されます。PA記号はありません。
  • EU:UVA防御力がSPFの1/3以上ある製品に、「UVA」を丸で囲んだ記号 が付きます。
  • 日本(化粧品工業会基準):SPF+PAの両方を表記。

日本で「SPF50+ / PA++++」と書かれた製品は、米国の「SPF50+ Broad Spectrum」と実用上は近い水準 と考えられます。 ただし、日本のPAは PPD法(UVA照射による黒化反応) ベース、米国のBroad Spectrumは 臨界波長(critical wavelength ≥ 370nm) などの基準と、評価軸が異なるため完全な同等ではない 点だけ覚えておくと安心です。

2. 化学(紫外線吸収剤)vs 物理(散乱剤/ノンケミカル)

日焼け止めの中身は、紫外線をブロックする方式で大きく2つに分かれます。

タイプ 仕組み 代表成分 メリット デメリット
紫外線吸収剤(化学) 紫外線を化学反応で熱エネルギーに変える メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクトクリレン など 軽い・透明・白浮きしない 敏感肌で刺激を感じることがある
紫外線散乱剤(物理/ノンケミカル) 紫外線を物理的に反射・散乱させる 酸化チタン、酸化亜鉛 低刺激・子ども/敏感肌に向く 白浮きしやすい・厚塗り感が出やすい

「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」と書かれた製品は物理タイプ です。 パッケージや裏面の成分表示で確認できます。

「Reef safe」「Hawaii法規制」が気になる方へ

ハワイ州では2021年から、オキシベンゾンオクチノキセート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル) を含む日焼け止めの州内販売が規制されています。 パラオやメキシコの一部地域でも類似の規制があります。

日本では同等の法規制は ありません が、輸出市場やサンゴ礁観光地での使用を意識して、これらの成分を避けた処方の日本製日焼け止めも増えてきました。 こうした 環境配慮や特定成分の回避 を重視する方は、「ノンケミカル」「ミネラル処方」表記の製品 が選択肢になります。

重要:「ノンケミカル=肌にやさしい」と単純に考えるのは早計です。 紫外線吸収剤フリーでも、酸化チタン・酸化亜鉛で刺激を感じる方もいますし、紫外線吸収剤を含む製品でも低刺激設計に仕上げられたものがあります。 肌へのやさしさは処方全体(基剤・界面活性剤・防腐剤を含む)に依存 します。

3. 日焼け止めの「分類」— 化粧品 vs 医薬部外品(薬用)

日本の日焼け止めは、化粧品医薬部外品(薬用) のどちらかに分類されます。

分類 意味 パッケージの表示例
化粧品 化粧品衛生基準を満たし、メーカー責任で発売 「化粧品」または分類表示なし
医薬部外品(薬用) 厚労省が承認した有効成分(美白・抗炎症など)を含む 「医薬部外品」または「薬用」

どちらも「OTC(一般用)医薬品」ではない ため、第1〜3類のような分類はありません。 ドラッグストアでは 通常は自由に手に取って購入でき、必要に応じて店員・美容部員・薬剤師に相談できる 形になっています(第2類医薬品の併売店では薬剤師が常駐していることも多く、肌質や成分について聞きやすい環境です)。

OTC医薬品の分類制度の詳細は 日本の薬局の種類ガイド を参照してください。

4. シーン別おすすめ — 通勤・レジャー・海/プール・子ども・敏感肌

以下はあくまで シーン別の選び方の考え方 で、特定製品を「最も優れた商品」と断定するものではありません。実際の選択は、使用感・予算・肌質・アレルギー歴を見ながら判断してください。

通勤・買い物・短時間の外出

軽い使用感で、毎日続けやすいタイプが向いています。

  • ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス(花王/化粧品) SPF50+ / PA++++。みずみずしいエッセンス感。化粧下地としても使いやすい。
  • スキンアクア トーンアップUVエッセンス(ロート製薬/化粧品) SPF50+ / PA++++。ラベンダーやミントなど色付きで、トーンアップ効果。
  • ニベアUV ディーププロテクト&ケア ミルクミスト(花王/化粧品) SPF50 / PA+++。ミストタイプで、ボディや髪・髪の生え際にも吹き付けやすい。 ※従来人気だった「ニベアサン プロテクトウォータージェル」は販売終了。強さの位置づけが近いのが本品です。

屋外レジャー・長時間散策

汗・皮脂で落ちにくく、SPF/PA値の高いタイプを。

  • アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク a(資生堂/化粧品) SPF50+ / PA++++。汗・水で密着力が増す「アクアブースター技術」が特徴。
  • ALLIE クロノビューティ ジェルUV EX(カネボウ/化粧品) SPF50+ / PA++++。ジェルタイプながら高耐久。化粧下地としても定評。
  • ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス フレッシュパウチ(花王/化粧品) SPF50+ / PA++++。人気の「アクアリッチ ウォータリーエッセンス」と同シリーズの大容量パウチタイプで、家族や長時間レジャーで使いやすい設計。 ※従来あった「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトミルク」は販売終了しています。

海・プール・ウォータースポーツ

ウォータープルーフ」表記の製品が必須です。

  • アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク a(資生堂/化粧品) 上記同様。日本で代表的なウォータープルーフ。
  • サンキラー パーフェクトストロングZ(伊勢半/化粧品) SPF50+ / PA++++。価格帯が比較的手頃で、ウォータープルーフ性能も高い。

子ども(顔・体)

ノンケミカル(紫外線散乱剤メイン)の処方が一般的におすすめです。

  • アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク a(資生堂/化粧品) SPF50+ / PA++++。アネッサシリーズの中でノンケミカル処方。
  • ママ&キッズ UVライトベール(ナチュラルサイエンス/化粧品) SPF50 / PA+++。新生児からの使用を想定したノンケミカル処方。
  • ビオレUV キッズピュアミルク(花王/化粧品) 石けんで落とせる設計の子ども向けシリーズ。
  • ピジョン UVベビーミルク/サンスクリーン(ピジョン/化粧品) 乳児・低月齢から使える低刺激シリーズ。月齢目安はパッケージで確認。

何歳から使えるか は製品ごとに表記が異なります。 生後6ヶ月未満は原則として衣類・日傘・日陰での物理的遮光が基本、と米国小児科学会(AAP)も推奨しています。やむを得ず日焼け止めを使う場合は、顔・手の甲など狭い範囲に限定して少量使用 にとどめます。 詳しくは 日本の子ども向けOTC薬ガイド も参照してください。

敏感肌・アトピー傾向

低刺激処方として開発された製品から選びます。 「敏感肌向け」「ノンケミカル」は一般的に選ばれやすい選択肢 ですが、酸化亜鉛・酸化チタンで刺激を感じる方もおり、必ずしも全員に適するわけではありません。後述のパッチテストを必ず行ってください。

  • キュレル UVローション(花王/医薬部外品) SPF50 / PA+++。乾燥性敏感肌向けブランドの代表。みずみずしいローションタイプ。
  • キュレル UVエッセンス(花王/医薬部外品) SPF30 / PA++。同シリーズで、SPF/PAは控えめながら毎日使いやすい設計。
  • 2e(ドゥーエ)日焼け止めクリーム(資生堂/化粧品) SPF50 / PA++++。敏感肌・小児にも使いやすい設計のクリームタイプ。
  • ノブ UVシールドEX(常盤薬品工業/化粧品) SPF50+ / PA++++。ニキビ肌・敏感肌向けに研究されたブランド。

「敏感肌向け」と書かれていても、全員に合うわけではありません。初めて使う製品は腕の内側など狭い範囲で 24〜48時間のパッチテスト を行ってください。赤み・かゆみが出たら使用中止です。

5. ウォータープルーフは「製品によって落とし方が違う」

ウォータープルーフ表記の製品は、普通の石けんやボディソープでは落ちにくい場合があります。 ただし最近は 「石けんで落とせる設計」のウォータープルーフ も増えており(ビオレUV・スキンアクア系の一部など)、製品ごとに表示を確認するのが確実です。

  • 「石けんで落ちる」明記あり → 通常の洗顔・ボディソープでOK
  • 明記なし/落ちにくい設計 → 顔はオイルクレンジング、体は専用クレンジングを使用

落とし残しは 毛穴詰まり・ニキビ・かぶれ の原因になります。 「塗ること」と同じくらい「落とすこと」を意識する と、肌トラブルが起きにくくなります。

6. 日焼けしてしまったら — アフターサンケアOTC

「思ったより焼けてしまった」「ヒリヒリして寝られない」。 そんなときの基本は 冷却 → 保湿 → 必要なら受診 です。

軽い日焼け(ヒリヒリ・赤み)— 冷却+保湿

  1. 冷たいシャワーや濡れタオル で患部を冷やす(10〜15分を数回)。
  2. 化粧水・保湿クリーム・ヘパリン類似物質配合製品 で水分補給。
  3. こすらない・つぶさない。

強い日焼け(水ぶくれ・広範囲・発熱)— 受診サイン

  • 水ぶくれが広範囲にできた
  • 発熱・寒気・吐き気を伴う
  • 顔・首の広範囲が腫れている
  • 痛みで眠れない/日常生活に支障

こうした場合は 皮膚科または救急 を受診してください。 夜間・休日の判断に迷うときは #7119 救急安心センター に電話すると判断の助けになります。 病院のかかり方は 日本の病院のかかり方ガイド を参照してください。

ヒルマイルド(ヘパリン類似物質)について

ヒルマイルド(健栄製薬/第2類医薬品)は、ヘパリン類似物質0.3% を有効成分とする保湿外用剤です。 処方薬の ヒルドイド同じ有効成分 を含みますが、添加物・基剤・使用感・適応は完全に同一ではない 点に注意してください。 ヒルマイルドにはクリーム/ローション/スプレーなど複数剤形があります。

添付文書上の効能・効果(PMDA・2023年改訂):

手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛

ご覧の通り、「日焼け」そのものは効能・効果に含まれません。 「日焼け後の乾燥した皮膚の保湿」目的での使用を考えている場合は、自己判断で広範囲に塗るのではなく、薬剤師・皮膚科医に相談 することをおすすめします。 広範囲の重度な日焼け、水ぶくれを伴う日焼けには OTCの保湿剤ではなく医療機関の受診 を選んでください。

ステロイド外用を自己判断で使わない理由

「赤くなったから手元のフルコートfを塗っておこう」のような 自己判断での使用はおすすめできません

  • 広範囲のステロイド外用は副作用リスクが上がる
  • 水ぶくれや感染が疑われる部分 にはステロイドは原則避ける
  • 日焼け後の皮膚は バリア機能が落ちている ため、薬剤の吸収が普段と異なる

ただし、軽度〜中等度の日光皮膚炎に対して、医師の判断のもとでステロイド外用が短期間処方されることはあります。 「自分で塗るのはNG」「医師の判断で処方されることはある」という整理が、薬剤師としての一般的な目安です。

ステロイド外用OTCの基本は 夏の皮膚トラブル市販薬ガイド で詳しく解説しています。

7. ドラッグストアでの買い方・薬剤師が見ているポイント

値段の目安

  • ビオレUV アクアリッチ/スキンアクア/ニベアUV¥1,000前後(70〜80mL)
  • アネッサ パーフェクトUV¥3,000前後(60mL、税込)
  • キュレル/ノブ/2e¥1,500〜¥2,500前後

訪日のお客様に人気なのはやはり アネッサ・ビオレUV ですが、普段使いならスキンアクアやニベアUV で十分という方も多くいらっしゃいます。

偽物・並行輸入品トラブルに注意

オンラインのフリマや並行輸入では 正規品でない・古い製品 が混ざることがあります。 ドラッグストア・百貨店・公式オンライン での購入が一番安全です。

英語で店員・美容部員に聞くフレーズ例

  • "Do you have a sunscreen for sensitive skin?"
  • "Is this non-chemical (mineral)?"
  • "Is this water-resistant?"
  • "Can I use this on a child?"
  • "How do I remove this — soap, or special cleanser?"

8. 海外読者向けFAQ

Q. 米国のSPFラベルと日本のSPF50+/PAは違う?

米国(FDA)では「SPF表示の上限」が法的に確定しておらず、SPF70・SPF100といった表記の製品もあります。 ただし SPF50を超える追加防御は限定的 とする研究見解が多く、AAD(米国皮膚科学会)も SPF30以上 + Broad Spectrum + Water Resistant を実用的な選択基準として推奨しています。 日本の SPF50+ / PA++++ はそれを十分にカバーしており、米国基準で「SPF50+ Broad Spectrum」相当と考えて大きく外れません。

Q. PA++++はFDAの基準にあるの?

ありません。PA記号は 日本化粧品工業会の自主基準、米国ではUVA防御を「Broad Spectrum」で表現します。

Q. 持ち帰り(機内持ち込み)の容量制限

100mL以下の容器に入れ、合計1リットル以下のジップ袋に入れれば、多くの国際線で手荷物として持ち込めます(航空会社・乗継国の規則を必ず確認)。 60mLボトルのアネッサ は機内持ち込みしやすいサイズです。

Q. 子どもは何歳から使える?

製品ごとに表示が異なります。 生後6ヶ月未満は原則として衣類・日傘・日陰での物理的遮光、やむを得ない場合に限り 顔・手の甲など狭い範囲に少量 が、米国小児科学会(AAP)の一般的指針です。 6ヶ月以降は ノンケミカル処方の子ども向け を選び、初回はパッチテストを行ってください。

Q. 米国で使っていたNeutrogena UltraSheerと近いものは?

軽い使用感・高SPFのケミカル処方という点では、ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンススキンアクア トーンアップUVエッセンス が近い位置づけです。 海外OTCブランドと日本製品の対応は アメリカOTCブランド名で探す日本の対応薬FAQ も参照してください。

Q. 妊娠中・授乳中は使える?

外用の日焼け止めは 基本的に妊娠中・授乳中も使えます。 ただし、敏感肌になりやすい時期でもあるため、ノンケミカル処方 を選ぶ方が一般的に無難です。 詳しくは 日本で妊娠中・授乳中に市販薬は買える?外国人ママのための相談ガイド を参照してください。

まとめ — シーン別早見表(再掲)

シーン 推奨タイプ 代表ブランド
通勤・買い物 軽い使用感の化学系 ビオレUV アクアリッチ/スキンアクア/ニベアUV
屋外レジャー 高SPF・耐久性 アネッサ/ALLIE/ビオレUV アクアリッチ フレッシュパウチ
海・プール ウォータープルーフ アネッサ/サンキラー
子ども ノンケミカル アネッサ マイルドミルク/ママ&キッズ/ビオレUV キッズ
敏感肌 低刺激処方 キュレル/2e(ドゥーエ)/ノブ

選び方のコツ は、SPF/PAの数字だけで選ばないこと、そして 「塗る」と同じくらい「適切に落とす」ことを意識する ことです。 迷ったら ドラッグストアの店員、または購入後に近くの薬剤師に相談 してください。

出典

  • 日本化粧品工業会「化粧品の紫外線防御効果測定法基準」「SPF・PA表示について」
  • 厚生労働省「医薬部外品の承認基準」「化粧品の規制について」
  • 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)添付文書情報(ヒルマイルドクリーム/ローション)
  • 日本臨床皮膚科医会「日焼け止めの選び方」関連情報
  • 日本皮膚科学会「日光皮膚炎・日焼けの対処」関連情報
  • 米国小児科学会(AAP)「Sun and Water Safety Tips」
  • 資生堂、花王、ロート製薬、カネボウ化粧品、ナチュラルサイエンス、ピジョン、伊勢半、常盤薬品工業、健栄製薬 各社公式製品情報
  • ハワイ州 Senate Bill 2571(オキシベンゾン・オクチノキセートを含む日焼け止めの販売規制)

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、医学的助言に代わるものではありません。日焼け止めの選択は肌質・アレルギー歴・使用シーンによって個人差があります。初めて使う製品は狭い範囲でパッチテストを行ってください。広範囲の重度の日焼け、水ぶくれ、発熱を伴う場合は、皮膚科または救急を受診してください。妊娠中・授乳中・乳幼児への使用は、薬剤師・産婦人科医・小児科医にご相談ください。

著者について

🌸
さくら
日本の薬剤師(Licensed Pharmacist, Japan)

薬学部卒。臨床経験13年以上(病院薬剤師2年、調剤薬局11年:面分業薬局・小児科門前薬局・在宅医療を経験)。現在も調剤薬局に勤務しながら、副業として医療系の記事執筆を2年ほど続けています。本サイト「AskJapanPharmacist」は、日本のOTC薬・薬局情報を海外の読者にも届けたいと、新たに立ち上げたプロジェクトです。

得意分野: OTC医薬品の選び方/処方薬の患者向け解説/小児・在宅医療現場の実務知見

編集ワークフロー

本ブログのすべての記事は、日本の薬剤師「さくら」が執筆・確認しています。英語版・簡体字中国語版は、AI翻訳支援ツールで一次原稿を作成し、公開前に薬剤師本人が内容を確認しています。薬機法・PMDA情報との整合性チェックもAI支援を活用し、最終責任は薬剤師本人が負っています。